健康教室HEALTH

第11回 平成26年5月31日(土)<終了>

テーマ:【糖尿病食事療法最近の話題】
講師:帝塚山学院大学 学長 津田謹輔先生

第11回吉政医院健康教室では、帝塚山学院大学 学長 津田謹輔先生に
【糖尿病食事療法最近の話題】というテーマで講演頂きました。

1 エネルギー制限は重要だがすぐに結果がでない
2 糖質制限のメリット・デメリット
3 改定された食品交換表

と3項目に分けて詳しくお話し頂きました。

少し休憩もかねて、糖尿病予防に重要な食育の分野にあたる食習慣もアドバイス頂きました。お子さんから年配の方までの健康維持につながる食品の組み合わせ方を、
「まごたちわやさしい」という語呂合わせで覚えておくとよいそうです。
豆類、ごま(種実類)、卵、乳製品、わかめ、野菜、魚、椎茸(きのこ類、)いも類、野菜、きのこ類を摂ることを1つの言葉にしたものだそうです。
栄養バランスを整えるのに役立つとのことでした。
家族の健康と円満を願う言葉に、津田先生のお人柄がうかがえるようでした。

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3では、食品交換表の歴史、食品交換表の改訂前と改訂後の違いにいてお話し頂きました。
栄養士の立場から少しお話しさせて頂きたいと思います。
ここで注目したいのは、1日の指示単位分配例を炭水化物エネルギー比60%、55%、50%の3種類について指示してあり、より正確に炭水化物量の調整ができるようになっています。

当院では数年前から、炭水化物エネルギー比60%、50%に対応した食事療法を提案しておりました。独自に作成したテキストでの指導をしておりますので、改訂後の食品交換表の、炭水化物量を重視した食品構成を取り入れながら、患者さん主体の食事療法を提案できるよう努めたいと思います。

津田先生の話はとても分かりやすく、参加者全員が楽しめる内容だったのではないでしょうか?
私は糖尿病の食事療法から食育、栄養学にも関わる内容まで教えて頂き、栄養士冥利に尽きる時間を頂いたようでした。特に糖尿病の最新の話題をめいっぱいお話し頂きました。
すぐ明日の仕事につなげよう!と思いました。

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(記事:管理栄養士 田中)

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