診療科目案内MEDICAL CARE

甲状腺の病気

甲状腺腫瘍(しこり)の話

内分泌疾患

最近は、健康診断で頸動脈エコーや頸胸部CTを行われるようになり、偶然に甲状腺結節(しこり)が見つかる方が増えました。ただ、もともと健康な人でも、中年以上の方では、10人に1人ぐらいの割合で、甲状腺の中に結節を認めます。また、甲状腺の結節の約90%は良性ですし、甲状腺がんは、全身のがんの中でも最も生存率のいいがんの一つです。
したがって、偶然に甲状腺に結節を指摘されても、あわてずに落ち着いて対応していただければ、と思います。


甲状腺結節が見つかったとき、一番の問題は、結節が悪性かどうかを見極めることです。結節の良悪性を診断するのに一番いい検査は、結節から注射器で細胞をとってきて調べる穿刺吸引細胞診(FNA)です。
どんな甲状腺結節の場合に、FNAをおこなうか、については、日本甲状腺学会が甲状腺結節取り扱い診療ガイドラインを作成中です。

当院でも、木曜日午後診で、FNAを行っております。
具体的には、患者さんにベッドで横になって頂いた状態で、甲状腺の超音波検査をしながら、甲状腺結節に細い注射針を刺して、結節内の細胞を採取します。麻酔も不要で、10〜15分程度(針を刺している時間は10秒程度で、止血のために穿刺部を数分圧迫します)で検査は終了します。
また、検査終了後から、日常生活は普通に過ごしてもらっても大丈夫です。
なお、採取した細胞の中にがん細胞がないかどうか、病理専門医に判断してもらいますので、検査結果が出るのに1週間程度かかります。


甲状腺結節のFNA検査を希望される患者さんは、ご遠慮なくご相談下さい。

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